2013年2月27日水曜日

[CJ 2010]金庸氏の小説が原作の大作MMORPG「雪山飛狐」を麒麟游戲が開発中。出展されていたプロモムー

 麒麟游戲は,中国の武侠小説といえば“この人”といって間違いない,金庸氏の作品を原作としたMMORPG,「」を制作中だ。  ChinaJoy 2010の同社ブースには,プレイアブル出典こそなかったものの,ゲーム画面が収録されたプロモーションムービーが公開されていたので,rmt,その直撮りムービーを掲載した。また,ブースのスタッフに本作について話を聞いてみたので紹介しよう。  本作は先に紹介したように,金庸氏の同名小説“雪山飛狐”を原作とした3D MMORPGだ。雪山飛狐は,中国や香港,台湾などで何度も映像化されている,人気の高い作品なのだという。そんな人気作品だけに,ゲーム化のライセンス料については一言,“(ライセンス料金が)高いです”とだけ答えていたのが印象的だった。  本作の特徴として,同社の自主開発ゲームエンジンによる,綺麗なグラフィックスや,いかにも武侠といった感じの高い跳躍,そして,巨大ボスの存在などが挙げられる。  ペットや生産,コミュニティ機能も充実しており,それらを聞いているだけで,かなり遊び応えのある作品になりそうな印象だ。同じく金庸氏の小説を原作にしたMMORPGで評価が高い「天龍八部」を越える,と語っていたので,かなり自信があるのだろう。  また本作にはPvP要素も存在している。1対1はもちろん,2対2,DQ10 RMT,4対4,6対6での対人戦が楽しめ,さらに,定期的にサーバー間を越えた2000人規模の戦いが行われるのだ。これは,二つのサーバーから,PvP専用のサーバーにプレイヤーキャラクターを移し,サーバーの代表として戦うというもの。参加するためにはレベル60以上が必要になり,それぞれのサーバーから1000人まで参加可能だ。PvP/RvRではなくて,Server vs. Server……,SvSなどと呼ばれることになるかもしれない。  開発が始まって半年ほどしか経っていないということだが,2010年末には内部テストを実施し,2011年の夏にはサービスを開始する予定なのだという。もちろん,予定なのでそのスケジュールが変更される可能性もあるが,ゲームのボリューム感を考えると,かなり早い。加えて,開発スタッフの数は70名(半分がグラフィッカー)ということなので,このスケジュール進行はやはり難しいと思うのだが……。  実は,本作で使われるゲームエンジン自体は,本作の開発が始まる前に制作されていたとのことで,現在はほとんどの作業がグラフィックスの作り込みになるのだという。そのため,このスケジュールが可能になっているという。一体どのようなゲームエンジンなのかと気になるところだが,「それはまだ秘密」とのことだ。  開発期間がまだ半年ということで,スタッフが話せることも多くはなかったのだが,ムービーを見ていると期待感が高まる。麒麟游戲の大作3D MMORPGがどのように仕上がるのか,来年の今頃が楽しみだ。
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